踏みにじれ!正義の心



 囚われの身となった正義のヒロインに、悪の組織が凌辱の限りを尽くす。踏みにじられる、誇り高き正義の心――彼女の運命や如何に!

あらすじ
 無二の親友がレイプ被害に遭ったことをきっかけに、活動休止中だった正義のヒロイン<ジャスティス・ガール>が復活。連続レイプ事件の黒幕である悪の組織<千鬼面>に戦いを挑む。

登場人物
■西園寺楓(さいおんじかえで)
 かつては、万羽市の守護神<ジャスティス・ガール>として活躍。既に活動を引退していたが、親友の不幸をきっかけに、自警活動を再開する。
■鬼島藍菜(きじまあいな)
 楓の親友。連続レイプ事件の被害に遭う。
■ビスカス若林
 悪の組織<千鬼面>の幹部
■戦闘員49号
 分隊を束ねる中年戦闘員
■戦闘員89号
 49号の配下にあるヒラ戦闘員

サンプル
 強姦――卑劣な犯罪。被害者のことを思うと、楓のはらわたが煮えくりかえる。正義の血が騒ぐ。
 よりにもよって、親友である藍菜が、その被害に遭ってしまった。
(私さえ、自警活動をやめていなければ、藍菜ちゃんがあんな非道い目に遭うことはなかった――)
 楓の心は既に決まっていた。
 親友の心と身体を蹂躙した悪人共に、正義の鉄槌を下してやるのだ。
 ジャスティス・ガールの復活だ――




 これこそ、楓の切り札<魅了(チャーム)>の能力だった。
 一種の超能力であり、対象の人間を思うように操ることが出来る。
 レーザーポインタは、<魅了>を使うべき対象を特定し、精神の集中を助けるために、楓が工夫した仕掛けだ。




 テレビカメラが、執拗に股間をねらう。
「いい眺めです。肌にピッタリと張り付いたコスチュームが、ぷっくりとした割れ目の形を浮かび上がらせていますねぇ」
「や……やめろ!」
「やめろと言われて、素直にやめるなんてこと、あり得ないとわかるでしょうに……下にパンツは履いているんですか?」
 ビスカスが、楓にマイクを向けてくる。
「知るか! さっさとやめないと、痛い目に遭うぞ」



 「相当痛いでしょうに、声をあげないのですね……では、こんなのはどうでしょう」
 ビスカスは、楓の乳首から垂れ下がる重りをぐいぐいと交互に引っ張る。痛みで、楓の表情が歪む。
「頑張りますねぇ……では、こんなものも用意してきましたので」
 ビスカスが手にしたのは、口枷だった。優しいと言っていいほどの手つきで、それを楓に装着する。



 二度、三度と、ビスカスのムチが唸りを上げる。そのたびに、藍菜のコスチュームが裂け、やわらかな肌に、赤いみみず腫れが増えてゆく。
「い……痛いよぅ……」
 痛みとショックで、藍菜がシクシクと泣き出す。
「や、やめろ、藍菜ちゃんに手を出すな!」



  戦闘員を射殺しそうな目で睨みながら、楓は機械的に乳房を動かした。
「うッ……ジ、ジャスティス・ガールが、俺のチンポを……その屈辱と怒りに満ちた目つき……う……タ、タマラン」
 戦闘員が喜びの声を上げる。
「皆様、ご覧下さい。気高き戦士であるジャスティス・ガールが、憎き敵の――それも最下層の戦闘員のチンポを、自らのおっぱいでコスっています。何という、屈辱。悔しいでしょう?」



 ビスカスの合図と同時に、触手怪物が楓に襲いかかった。
「イヤぁッッッ!」
 恐怖のあまり、我を忘れて逃げだそうとするが、腰が抜けて立ち上がることすらできない。
 怪物は、はいつくばった楓の四肢を触手で絡め取り、宙につり上げる。
「やだッ、いやだよ……こんな気持ち悪い化け物とするなんて……さ、触るな!」
 怪物は、枝分かれした副触手をうねうねと伸ばし、楓の身体をまさぐる。

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