天路先生のひみつ
「隆くん、またケンカしたの?」
「……」
放課後の保健室。
養護教諭の天路聡美は、6年生の山田隆をベッドの端に座らせ、怪我を治療していた。
治療と言っても、擦り傷を消毒して、バンドエイドを貼るくらいのものだ。
このところ、隆はちょくちょく怪我をしては、保健室にやってくる。
どうやら、隆はいま、親友である国村定晴とうまくいっていないらしい。
些細なことが気に障って、すぐに取っ組み合いのケンカになる。
お互いに加減がわかっているので、大けがにはならないが、隆は毎日のように生傷やあざを作っては、保健室にやってくる。
保健室に来るのは隆ばかりで、定晴は顔を出した試しがない。
「定晴くんも、保健室に来たらいいのにね」
「国村は、保健室なんて来るわけないよ」
「あら、どうして?」
「だって……保健室に行くやつは軟弱だ、女みたいだ、ってよく言ってるもん」
「ふぅん……隆くんも、そう思ってる?」
「ぼ、僕は……そんな風には……その……」
隆の頬が、かっと赤く染まる。
「どうしたの、顔が赤いよ?」
「……」
黙ってうつむいてしまった隆を見て、聡美は微笑んだ。
隆を見ていると、何故か山田先生を思い出す。
そういえば、山田先生も隆という名前だった。
同姓同名……だから、こんなに隆くんのことが気になるのかな……。
顔の造作も、なんだか似ているし。
まるで、小学生の頃の山田先生を見ているような錯覚に陥る。
(隆くんって、かわいい……)
半ズボンからまっすぐに伸びた脚を見て、胸がキュンとしてしまう。
突然、聡美は隆と二人きりであることを意識し始めた。
(やだ……私、なにドキドキしてるの……)
「は、はい……これで大丈夫。お風呂に入ってもいいけど、なるべく濡らさないようにね」
「……」
治療が終わっても、隆はなかなか立ち上がろうとしない。
「隆くん?」
「も、もうちょっと……あの……ま、待って……」
「気分でも悪いの——」
聡美は、隆が立ち上がれない訳に気がついた。
隆の股間が盛り上がっている。
(隆くん、勃起してる……)
ふたたび、聡美の胸がキュンとする。
山田先生になかなか気持ちを伝えられず、想いが募るばかりの毎日——
夜な夜な、ベッドで自分を慰めては悶々とする毎日——
そんな毎日に、聡美は心の均衡を失っていたのかも知れない。
「隆くん……」
聡美は、隆の前にしゃがみ込むと勃起した股間にそっと指を這わせた。
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「せ、先生……」
「シッ」
半ズボンのチャックを開けると、白いブリーフに包まれた小山が、ぴょこんと顔をのぞかせる。
「フフ……隆くん、おちんちん、腫れちゃってるね?」
ブリーフの隙間から、生の陰茎を引っ張り出す。
まだ小さい包茎チンポから、ふわりと少年の香りが立ちのぼる。
「凄く固くなってるよ……」
聡美は、とろりとした熱っぽいまなざしで、隆のチンポを凝視する。
ぺろり、とひと舐め。
「ふぁっ……」
隆の身体が、ビクンとのけぞる。
「皮、剥いちゃおうね」
聡美は、ゆっくりと慎重に、隆のチンポのの皮を剥いてゆく。
てらてらと光る、ピンク色の亀頭が顔をのぞかせる。
まだそれほど発達していないカリ首の付近に、恥垢が付着している。
聡美は、おもむろに隆の亀頭を口に含む。
「あぁっ……ん」
もっとも敏感な部分を刺激され、隆はベッドシーツをぎゅっと握る。
「キレイキレイしましょうね」
カリ首の回りに舌先を這わせ、恥垢をすくいとる。
「んんんっ……せ、せんせい……そんなとこ……き、汚い……んはッ!」
「汚くなんて、ないよ。隆くんのおちんちん、おいしい」
聡美は、隆の股間に顔を埋め、執拗にチンポをねぶる。
「ん……んふっ……はっ、はっ……せ、せんせい……僕、僕……もうッ……んくあぁッ!」
びくん、びくんと腰を痙攣させながら、隆の亀頭から熱い精液がほとばしる。
一滴も余さず、聡美は隆の精液を飲み込んだ。
「んふっ……隆くんの赤ちゃん汁って、すごく濃いんだね」
「せ、せんせい……」
射精してもなお、隆の勃起はおさまる気配がない。
竿をびくん、びくんと脈打たせながら、聡美の肉体に熱い眼差しを注ぐ。
「ねぇ……もっと気持ちいいこと、したい?」
M字開脚でパンツをずらした聡美は、愛液が床にしたたり落ちるほどに濡れそぼった割れ目を、隆に見せつける。
「もっと……気持ちいいの……」
「したい?」
はぁはぁと荒い息をつきながら、隆はこくりとうなずく。
「じゃぁ、服を脱いで、ベッドに横になりなさい」
「は、はい……」
聡美は、もどかしげにパンツを脱ぎ捨てると、隆の上にまたがった。
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「ふぁっ……」
小学生のペニスとはいえ、自分の指とは全く違った感覚。
夢中になって腰を振る。
「せ、せんせいっ……だめっ……そ、そんなに動いちゃ……僕っ……んぁっ……はっ……あぁん!」
「も、もうちょっと……が、我慢して……んんッ」
聡美は、引き裂くようにしてブラウスのボタンを外すと、自らの手で乳首を刺激する。
「んっ、んんっ……い、いいっ……た、隆くんのおちんぽ、気持ちいいのッ!」
「ダメ……も、もう……がまん出来ないいっ!」
腰を突き上げるようにして、隆は聡美の奥へ射精する。
「で、出てるよ……隆くんの精子……んっ……せ、先生のおまんこに……あぁっ」
隆は何度も何度も腰を突き上げ、そのたびにびゅくっ、びゅくっと精液を放出する。
「隆くん……すごい……」
「せんせいっ、せんせいっ!」
* * *
しばしの放心状態の後、聡美はハッと我に返った。
(私、なんてことを……)
ベッドの隣では、隆が満足げな表情でスヤスヤと眠っている。
慌てて衣服の乱れを直し、隆にも服を着せる。
「ん……」
ちょうど服を着せ終わったところで、隆が目を覚ました。
「先生……僕……」
「隆くん、相当疲れていたみたいね。ずっと眠っていたのよ」
「え……」
「そろそろ夕方だから、家に帰らないと」
「あ、あの……僕……その……先生と……」
「ん?」
「いえ……僕、ずっと寝てたんですか?」
「そうよ。楽しい夢でも見てた?」
「あ……」
ぽっと頬を染め、隆はベッドから飛び起きる。
「ぼ、僕……帰ります!」
ぴょこんと頭を下げると、隆はランドセルをひっつかんで保健室から飛び出していった。
「うまくごまかせた、のかな……」
隆の残した精液がつつ、と聡美の太ももを伝って床に落ちた。
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